【レビュー】ゲーム『ファイナルファンタジー13』【続編13-2は如何に?】~後編~[amazon_link id=”B00503118C” target=”_blank” locale=”JP” container=”” container_class=”” ]アルティメットヒッツ ファイナルファンタジーXIII[/amazon_link]

ゲーム『ファイナルファンタジー13』
お勧め度:★★★★☆
前回の続きです。
FF13のストーリーとキャラについて。
まあ前回は酷評への擁護のつもりが、あまりフォローできてなかったですけど(笑)。
まずはネタバレなしの方向で。
【2. ストーリーがおかしい】
実は戦闘云々や一本道云々よりも、FF13酷評の最大の原因はこれかも知れません。
一本道というならFF10もそうです(実はまだクリアできていないです 泣)。
FF10はネットでネタバレを読んだだけで泣きそうになりました(笑)。
神ゲーという評判のFF10の方がなぜかクリアできていないワロタンです。
でも、おもしろいですよ、もちろん。
ただ、戦闘がノロっとしているので、まとまった時間じゃないとやれないっぽいんです。
その点FF13は機関銃のように次々とセーブポイントが出現しますから(笑)、コツコツやるにはもってこいです。
さて、どんなにシステムが×UCKであろうが、ストーリーがよかったなら、従来のFFのようにそれなりの評価を得ることができたでしょう。
むろん酷評は一部だという話もありますが、少なくともネット上のレビューが「×ソゲー」呼ばわりで埋め尽くされかけることはなかったでしょう。
ネタバレは後でするので、とりあえずストーリーの何が良くないかというと、
・主人公たちの目的がころころ変わって、その動機も意味不明
・後半、ずっとあったはずの前提条件が「奇跡」の連続で一気に消滅、一気に解決
ってところです。
ひたすら主人公たちが逃げまくるだけの前半、ドラマチックにいろいろ運命に逆らおうと頑張る中盤、ここまではワロタンもついていけたのですが、まさかのラスト30分ぐらいで一気に話がぐじゃぐじゃになります(少なくともワロタンにはそう思えました)。
ワロタンは奇跡とか大好きなので、かっこいい奇跡がバシバシ起こってくれるのは全然構わないのですが、「これをやったらシぬぞ」という前提条件に主人公たちがほとんど恐怖を見せることなく、思いきり好き勝手に動いて、見てるこっちがヒヤヒヤしているうちに奇跡が起こりまくって解決、みたいのはちょっとだけ、興ざめでした。
まああくまでちょっとだけ、ですけど。
ただ、それまでものすごく丁寧に伏線が張られて、ゆっくりゆっくりと回収されていたのに、ラストだけが浮いてるように思いました。
【3. キャラがおかしい】
FF13のキャラに、もしぼろ×そのあだ名を付けるとしたら、
ヒステリー女軍人、頭からっぽ無精髭マッチョ、馬鹿なぶりっ子少女×2、KYうざ過ぎ美少年、ヒステリー女軍人とキャラが被ってる厚化粧美人、常識人アフロ、その他
という感じです。
ワロタンは最終的に全キャラ好きになることができましたけど、キャラが嫌いになるためのエピソードが多すぎるし、美男美女ばかりだし。
繰り返しますが、ワロタンは好きなんですよ。
【4. キャラの言動がおかしい】
殺そうとした人間と数分後に仲良しになる、意味不明の理由で殴りかかるなど、不自然な言動をするキャラが多かったのは事実かも知れません。
でもこれは演出の問題と、脚本を書いた人が深読みし過ぎた、というのが原因だと思います。
以下、ネタバレです。
〜〜〜〜〜
【2. ストーリーがおかしい】
聖府のトップの化け物じいさんの企み。
それは、ルシたちにコクーンの中枢物体を破壊させて、コクーンをつぶすこと!
まあこの妙な計画さえもどうかとは思いますが、化け物じいさんはその中枢物体をぶっつぶす力を養わせるために、ルシたちをいろんな修行に連れて行ってくれます。
でも、コクーンを守りたくてたまらないルシたち!
使命に逆らってやる!
こんな意気込みで頑張ってて、ずうっと頑張ってたのに。
ラスト直前で化け物じいさんを倒したら、勢いに乗って中枢物体さんもついでに倒しちゃった。
で、コクーンぶっ壊れる!
ところが奇跡勃発、たった2人の犠牲だけでコクーンは救われましたとさ、めでたしめでたし。
ということで、まずこの解釈自体が間違っている可能性もあることを先にお伝えしておきます。
で、別に中枢物体さんの破壊とかは別に構わないんだけど、一応それを倒したらコクーンがぶっつぶれるって言われてたんだから、もっと悩んだりしたらいいのに。
序盤はあれだけいろいろうじうじ悩んでたのに、やけにノリだけで突っ走るラスト。
これは、ムービーを削り過ぎたせいで、キャラの思考が奇想天外になってしまったんでしょうね。
【4. キャラの言動がおかしい】
一つだけ。
ホープはスノウに母さんがついていったせいで母さんが死んだので、スノウを恨んで、スノウを殺そうとしていました。
この辺りの描写がうざい!っていう人が多いんですけど、これはシナリオを書いた人が先走り過ぎたんだと思います。
普通の描写なら、ホープはスノウには一切恨みなんか抱かず、憎き聖府をぶっつぶすぜ!って大きな目的オンリーになるはず。
でも、それを見ているうちに、一部の人は「スノウが連れて行きさえしなければ、母さんは生きてたんじゃね?」と思うのでは?
で、そんな反応を先取りして演出に盛り込みまくった結果、ホープは意味不明の恨み少年になってしまいました。
これではホープがかわいそうです。
スノウのせいと思っていいのは我々であって、ホープではなかった。
そんな感じではないでしょうか?
ってな感じで、なんだかこのゲームのどこがいいかって話になりそうですが(笑)。
最後に手短に要約します。
FF13は、戦闘がおもしろい!
ストーリーもおもしろい!
伏線がゆっくりと回収されていくのはなかなかイイ!
でもキャラが異常行動をする。
後半意味不明!
でもそれなりにハッピーエンドだからクリア感はまあまあ。
てな感じでしょうか。
恐ろしい値下がりが起きていますので、やったことない人はぜひチェックしてみて下さい。
さて、続編の13-2では、これまでの問題が解決されるかも知れません。
1. ストーリーが意味不明→前作をクリア済みだから、少し分かりやすくなる?
2. ストーリーがおかしい→酷評が多かったからマシになる?
3. キャラがおかしい→キャラが減るからマシになるっぽい?
4. キャラの言動がおかしい→キャラが減るからマシになるっぽい?
5. 戦闘が難しい→前作で慣れたから大丈夫?
6. 戦闘が面倒→今回は自由度高いから大丈夫?
7. 成長システムが面倒→何か変わる?
8. 完全な一本道(ストーリー云々ではなく、ほとんどの道が真っ直ぐのトンネル状態)→これは変わるそうです。
13が酷評だった分、13-2はいい評価が集まるのではないでしょうか?

関連するっぽい記事





web拍手 by FC2

Copyright © 2011-2015 Warotan. All Rights Reserved.

応援して下さる方は、クリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 ゲームブログ RPG・ロールプレイングゲームへにほんブログ村 ゲームブログ ゲーム評論・レビューへにほんブログ村 ゲームブログ テイルズオブシリーズへ
ゲーム全般・攻略ブログPS3全般・攻略ブログテイルズオブシリーズ・攻略ブログ

Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.