【レビュー】CD『ファム・ファタール』(ブリトニー・スピアーズ)【最高傑作】
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CD『ファム・ファタール』(ブリトニー・スピアーズ)
お勧め度:★★★★★
女性ポップスターというと、マドンナ、アギレラ、ビヨンセ、ブリトニーの四天王かな、と勝手に思い込んでいるワロタンです。
ワロタンは4人とも大好きです。
個性的な歌声、面白い楽曲という点では共通かも。
ただ、この中ではブリトニーだけ、3人とは明らかに違う大きな欠点が。
それは、「ライヴでちゃんと歌ってくれないこと」。
デビュー当時は半分ぐらい歌ってくれてたんですけどね、ダンスがマイケル・ジャクソン的な激しさを伴うにつれてどんどん口パクが増えていって、最近は1曲歌ってくれれば涙もの、みたいなライヴになってしまいました。
そろそろ30歳で体力も衰えてくるだろうから、ダンスを減らして歌多めのライヴにしてくれたらいいんだけど。
と、ちょっとワロタンの個人的な願いを言った後に、レビューです。
ライヴのクオリティでは他の3人に負け気味のブリですが、スタジオミュージシャンとしては超一流です。
ジャンルや好みの問題もありますが、自分的には4人の中でブリトニーが一番クオリティが高いと思います。
ブリトニーのアルバムの特徴は、最初から最後まで捨て曲が一切なく、面白い曲ばかりで、疲れたり眠くなったりしないことです。
他の3人ももちろん大好きなんですけど、
マドンナ:たいてい後半に政治的主張の強いネットリした曲が連続で入ってきて、眠くなる。
アギレラ:楽曲も歌唱力も申し分なくて飽きないから完璧だけど、声がパワフルに張り上げられまくりなので何時間も聞き続けると疲れてくる。
ビヨンセ:叫び声はアギレラよりも聞きやすいけど、後半に面白くないバラードが連続する傾向。歌詞が分からない日本人にはあまり楽しめない曲。
ということで、ライヴパフォーマンスは最高だしCDもいいんだけど、同じアルバムをずっと聞き続けるのはちょっと難しいんです。
その点ブリトニーは常に最新作が最高傑作で、ひたすら全曲リピートのまま1日中聞き続けても飽きません!
あくまでワロタンの好みですが。
ブリトニーの魅力は何と言っても声。
それから楽曲のメロディーとサウンドです。
まあ使い古されたプロデューサーの曲って場合も多いんですが、ブリトニーがいろいろ注文を出すのか、ブリトニーの声でマジックが起きるのか、ブリトニーの歌う曲には個性が溢れています。
この『ファム・ファタール』は最近のくどいばかりのオートチューンブームの総決算的内容で、ヴォーカルにグジャグジャにエフェクトがかかってるんですけど、個性的な声の存在感が全然失われていなくて、声が楽器の一部として主張しています。
メロディーもブリトニーらしいマイナー調が多いし、ベースの効いたヘヴィなサウンドもかっこいいです。
後半のバラード「クリミナル」は、ブリトニーにしか歌えない、キュートで切ないメロディーと歌声が魅力です。
ブリトニーのCDはドライブにも向いていますので、お勧めです。
常に最新作が最高傑作ですし。
オートーチューンアレルギーの人には前作『サーカス』の方がいいかも。
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